作法

お遍路巡りの際に知っておくべき作法があります。

金剛杖を丁寧に扱う

宿に着いたら、まず金剛杖の先をきれいにします。 金剛杖は「お大師さまのお姿を表すもの」とされているため、 大師の足を清めるつもりで心を込めて洗うのが礼儀です。  

橋の上では杖を使わない

十夜ヶ橋の伝承から、 「橋の下にはお大師さまが休んでおられる」と考えられています。 そのため、遍路では橋の上で杖をつかないという習わしが受け継がれています。  

同行者への挨拶

ほかの巡礼者とすれ違うときは、 「南無大師遍照金剛」 と唱えて挨拶を交わします。 これは「同行二人」の精神を表す大切な作法です。

参拝後の鐘は控える

鐘は参拝前に心を整えるために撞くものとされ、 参拝後に鳴らすと「縁起がよくない」と言われています。 (ご利益が戻る、葬送の鐘を連想させるなど)

本堂・大師堂での祈りと読経

本堂 → 大師堂の順にお参りし、 灯明・線香・お賽銭を供え、 般若心経やご真言、ご詠歌などを唱えます。 形式よりも、心を込めて祈ることが大切とされています。